松尾歯科の小児歯科

お子さんの歯と健康を大切に思う全てのお父さん、お母さんへ

お子さんが小さい時期は、成長発育に関わる大切な時期です。

初めまして松尾歯科の院長の松尾です。
お子さんが小さい時期は、成長発育に関わる大切な時期です。

正しく栄養が取れていなかったり、お口の使い方に癖があったりして成長発育が出来ていないことが思わぬ症状につながる可能性があることをご存知でしょうか?

1本のむし歯から、毎日接しているお母さんやお父さんでさえも気付かない間に癖が出来てしうことで、お子さんが持っている、本来のポテンシャルが失われてしまう可能性があります。

少しでも不安な点がございましたら、一度松尾歯科へご相談ください。

お子さんの治療の考え方

松尾歯科では、全ての患者様の歯の予防に力を入れています。

それは、歯の予防のために定期健診に通っている方とそうでない方では、歯の残る本数に大きく差が出てしまうことがあるからです。

数か月に1回の歯医者へ通うことに時間をかけることが出来ず、大切な歯を失ってしまうことの代償はあまりにも大きいと考えております。

「食事がおいしく感じなくなってしまいました」
「入れ歯があわなくて噛めない」
「見た目が気になって人前で笑えない」

残念ながら歯科医師をやっていますと、このような声や相談を五戸では多く聞きます。

歯は一度削ってしまうとどんどん弱くなってしまうことを知らず、痛みがあるのでとにかく削ってほしいと頼まれる方もいらっしゃいます。

これらは全て定期的に歯医者に通って頂き、予防を行っていれば防げた可能性があるのです。
かかる労力は数か月に1回の歯医者に通う手間と、数千円のお金です。

それでも、多くの方が歯医者に通っていないのはなぜでしょうか?

一番の原因は、「歯医者さんが嫌い」ということが非常に多いと思います。

「小さい時の歯医者さんで抑えつけられて怖かった」
「むし歯の治療の音が怖くて歯医者さんが嫌いになってしまった」
「何の説明もなく歯を抜かれてしまって歯医者さんに対して不信感がある」

残念ながら、開業して以来このような声をたくさん聴きました。
これでは、歯医者さんを嫌いになってしまい定期的に通うこともできなくなってしまいます。

そのため、松尾歯科では大切なお子さんが歯医者さんを嫌いにならない治療を行うこと、そして、そのためにも子供のうちからむし歯にさせないことを1番に考えています。

それは、このような歯医者に対するトラウマのほとんどが小さいころに出来てしまうケースが多いからです。

お子さんは自分一人では歯の予防どころか、歯磨きさえ一人では出来ません。
ましてや、歯医者さんに来ることも一人では出来ないのです。

お母さんとお父さんの協力が必要です。

むし歯がないお子さんでも、変な癖がついてしまい顎の成長発育を阻害していないかどうかの確認に一度は来院して頂くことをオススメしております。

お子さんのお口や歯の健康で少しでも気になる点がありましたら、まずはご相談ください。

小児歯科の治療の流れ

松尾歯科ではお子さんの歯の治療を行う上で、いくつかのルールを設定しています。

松尾歯科ではお子さんの歯の治療を行う上で、いくつかのルールを設定しています。
お子さんが歯医者さん嫌いになってしまうことと、むし歯の状態を踏まえながら出来る限り臨機応変に治療を進めたいと思っております。

松尾歯科のルール

4歳未満は積極的な治療をしない。

4歳以上になると話がわかったり、トレーニングが出来るケースが多いので、松尾歯科では4歳を目安に考えております。
4歳未満の子はトレーニングをしながらなるべく痛みを出さないような形で進めていきます。
むし歯がない場合はフッ素を塗布するなどの予防をしていきます。

※松尾歯科のトレーニング

松尾歯科では衛生士による以下の手順に従ってトレーニングを行います。

  • 診療室に入ってこれるかどうか
  • ユニットに座ることが出来るかどうか
  • 横になれるかどうか
  • お口の外で機械を動かしても怖がらないか
  • お口の中で機械を動かしても大丈夫か

4歳以上のお子さんの治療

衛生士によるトレーニングが終わりましたら、歯科医師による治療を進めていきます。
出来る限り痛みが小さいところから進めていきます。
それは、大きいところは麻酔が必要となり、麻酔の注射が怖くなってしまいトレーニングに逆戻りしてしまう可能性が高いからです。

そのため、普段は通いたくないので、夏休みの期間だけを利用して押さえつけてでも治療をしてほしいという方の要望にはお応えしきれないかもしれません。

お子さんの治療を無理に進めることで、お子さんのトラウマになってしまったり、安全な治療が出来ないケースが多いと考えております。

具体的な治療方法

むし歯が進行性のあるものかどうかを判断致します。
進行が遅いむし歯の場合は、むし歯の進行止め(サホライド)を塗ることで対処が出来るかどうかを検討致します。

このように、大きさや色でむし歯の状態を判断致します。
白くて柔らかい急性のものは治療を進めていきます。
黒くてかたい慢性のものは予防だけする場合もございます。

痛みが出てしまっている場合、かなり進行している可能性が高いですが、そうなる前に、早期発見早期治療をオススメしております。

特にむし歯がない状態のうちに予防として歯医者さんに通って頂くことで、歯医者さん嫌いにもならず、むし歯にもならずに良いお口の状態を維持できます。

それにはお母さんの歯磨きの仕方や、歯を丈夫にするフッ素を塗る、歯医者さんの機械になれることがとても大事だと考えております。

不安がある方は一度ご来院ください。

※最終手段としては痛みが出たら無理にでも治療をしていくことになってしまいます。
無理に押さえつけたりと子供のトラウマになってしまわないように治療を進めていきたいというのが松尾歯科の願いです。

お母さんとお父さんへのお願い

小さいお子さんの歯は、大人の歯と比べてむし歯の進行はとても早いということをご存知でしょうか?

そのため、むし歯に気づいた次の日にはむし歯が大きくなてしまっているということもたくさんあります。

そのようなむし歯を防ぐためには、お母さんとお父さんのご自宅での歯磨きの仕上げ磨きがとても大切です。

しかし、お子さんの歯の磨き方を教えてくれる機会はほとんどなく、皆さん自己流で行っていることがほとんどではないでしょうか?

「お子さんの歯磨きがどれほど出来ているかわからない。」
このような悩みを抱えているお母さんは、たくさんいらっしゃいます。
そのような場合は、一度松尾歯科へお越しください。

松尾歯科では、歯科衛生士によって、細菌を染色することで歯磨きがしっかり出来ているかどうかを確認することが出来る、PCR(プラークコントロールレコード)という数値をお渡しいたします。

これによって、しっかりと歯が磨けているかどうかがわかり、お母さんの不安を軽減できると考えております。

お子さんも痛くない時から歯医者さんへしっかりと通うことで、歯医者さんを好きになってくれる可能性はとても高くなります。

青森県のむし歯の罹患率

厚生労働省が調べた3歳児むし歯有病率の推移によると青森県はむし歯が一番多い県だということをご存知でしょうか?

実は産まれたばかりのお子さんは、むし歯の菌はお口の中にいません。

むし歯は細菌感染症と言われていまして、親から子へ感染するケースが非常に多いです。
例えば小さいお子さんに、口うつしでご飯を食べさせてあげることで、お母さんやお父さんからうつってしまうのです。

大切なお子さんのむし歯の原因が実はお父さん、お母さんにあるとしたら、とても悲しいことだと思います。

家族全体でむし歯にならない環境づくりをしていくことを松尾歯科ではお伝えしています。

むし歯の原因

むし歯が発生する原因は下記のようなポイントをチェックしてください。

  • 歯磨き時の磨き残し
  • 歯垢がたまってしまう
  • むし歯菌が発生している
  • 細菌の層=バイオフィルムが出来てしまっている
※バイオフィルムが形成されてしまうと、歯磨きでは除去することが出来ません。
歯科衛生士が専用の器具を用いて除去致しますので、ご相談ください。

カイスの輪という考え方

上記のような状態を避けるために具体的に気をつけて頂きたい点として
カイスの輪という考え方があります。

アメリカのカイスという学者がむし歯の要因として、①歯の質 ②食べ物 ③原因菌の3つあげています。

① 歯の質

歯の質は人それぞれ、乳歯と大人の歯でも異なります。
そのため元からむし歯になりやすい人となりにくい人がいます。
最近ではフッ素入りの歯磨き粉なども出ていますが、フッ素の塗布などで歯質を強化することが出来ます。

フッ素入りの歯磨き粉で歯磨きをする、歯科医院でフッ素を塗布するなどの処置を施すことでむし歯の3つの要因のうちの1つである歯の質を強化することが出来ます。
※歯科医院では高濃度のフッ素を塗布することが許されています。
市販のフッ素入り歯磨き粉が1だとすると9倍の濃度となります。

② 食べ物

お口の中は通常唾液の力によって中性が保たれています。(PH7程度)
しかし、食べ物を食べると、お口の中は酸性になり、歯が溶けてしまいます。(ph5、5以下)
甘い物やジュースなどの摂取回数を減らすことでむし歯はある程度予防することが出来ます。

では、pH5.5以下のおもな飲み物をご紹介いたします。

  • りんご:pH3.0
  • 野菜ジュース:pH3.9
  • 飲むヨーグルト:pH4.1
  • コーラ:pH2.0
  • スポーツ飲料:pH3.5
  • ジュース:pH4.0
  • 白米:pH4.0

※大人の方が気をつけたほうが良い飲み物

  • 栄養ドリンク:pH2.5~2.8
  • 酎ハイ:pH2.5~2.8
  • 赤ワイン:pH3.4
  • 白ワイン:pH3.3
  • ビール:pH4.0~4.3
  • 日本酒:pH4.4~4.9
  • ウイスキー:pH5.0

甘くて美味しい食事が楽しめないことでストレスを感じてしまうこともあると思います。
大切なことは、甘いものを食べた後の歯磨きです。

むし歯のできやすいところは下記のような箇所となりますので、重点的に歯磨きをしてあげてください。
1奥歯の噛み合わせの溝の部分(咬合面)
2歯と歯が隣り合っているところ(隣接面)
3歯と歯ぐきの境の部分(歯頸部)

③ 細菌

歯磨きによって、歯垢(プラーク)の汚れを取り除きます。
歯と同色の歯垢は、ちょっと見ただけではわかりにくく、歯磨きをしても十分に落ちていない場合が多いのです。
そのため、定期的に歯科衛生士による定期的なメインテナンスにお越し頂くことをオススメしております。

3つのむし歯の原因を解消するために

正しい歯磨きテクニック

歯と歯の間や奥歯の溝などの汚れは落ちにくいため、正しい歯磨きを身につけて頂きたいと考えています。
歯科医院で、専門家の歯磨き指導を受けて頂くことをオススメ致します。

歯垢の染め出し液で確認

歯磨きのあと、歯垢がきちんと落ちているか確かめるため、歯垢の染め出し液を使ってチェックすることをオススメいたします。

日頃の歯磨きが徹底出来ていないと、歯垢はさらに固まって歯石になってしまいます。
進行してしまいますと、歯磨きで落とすことは難しくなってしまいます。
歯科医院に行って、歯石を取ってもらう必要があります。

毎日の歯磨きと定期的なメインテナンスを大切にする

小学生低学年くらいまでは、お父さん、お母さんが適切な仕上げ磨きをしてあげてください。糸ようじの使用なども効果的です。

どうしても歯磨きだけでは間に合わないところは、定期的な歯科受診を実施していただくことで、むし歯の予防と早期発見、早期治療を全力でサポートいたします。

お口の中の状況がお子さんに与える影響

むし歯による、お子さんが小さい時への影響はとても大きなものです。
むし歯になることで、痛い、腫れた、歯が変色するなどが起こり、夜寝れない、歯が汚いなどと言われることで、自信を失ってしまうことがあります。

また、口の環境の悪化から、しっかりと噛むことが出来ず、発育阻害(低栄養状態、筋力の低下、栄養バランスが崩れていく)が起こってしまうこともあります。

口腔内を良い状態に保つことが、スポーツや、勉強などにおいても子供の本来の力を発揮することにつながります。

口腔内状態の改善により得られる効果

  • 栄養が効率よく取れるので成長が促進される
  • 噛み合わせによって身体機能が向上
  • 免疫力と集中力があがる

お子さんの可能性を広げるためのお手伝いが出来ることが、歯科医としての喜びです。

歯の重要性は年々高まっています。

超高齢社会が訪れようとしていますが、健康寿命と平均寿命の間に開きが生まれてしまうと言われています。

つまり健康を害してしまってから、寿命までの約10年間は介護や介助が必要になる可能性が高まっているということです。

歯がある方とない方ではその健康寿命が大きく変わってきます。
そして年齢を重ねた時に歯が残っているかどうかは、歯の定期健診に通っていたかどうかで大きく変わってしまう可能性があるのです。

小さい子供にとってお父さん、お母さんしか、そのような習慣を身につける重要性を伝えてあげることはできません。

松尾歯科では、そのお手伝いをさせて頂きたいと考えております。
こちらのページをご覧頂き、お子さんの歯やお口のために何かしてあげたいと思われたお父さん、お母さんはぜひ一度松尾歯科までお越しください。

スタッフ一同、丁寧に対応させて頂きます。

Q&A

子供の時から矯正をした方がいいですか?

歯並びの種類や重症度によるため個人差はありますが、基本的には必要であれば早めに矯正をした方が良いです。
子供は成長発育をしているのであごや関節が柔らかく、大人に比べて歯が動きやすいため、成長誘導ができ大人の歯が生えてくるスペースを矯正で十分に確保することができます。
そのため大人の歯を抜歯する必要がないのと、矯正による痛みが少なく、治療期間が短く済みます。
成長期を過ぎた大人の矯正は、どうしても歯を動かしたり固定したりするのが難しくなってしまうため、スペースを作るために歯を削ったり、大人の歯を抜いたりしなければなりません。

子供の矯正はどれくらい期間がかかりますか?

小児矯正は約1~3年ほど期間が必要です。
歯並びの状態によっては永久歯が完全に生えそろう12歳~13歳まで期間がかかる場合もあります。

親の歯並びは子供に遺伝しますか?

骨格的な問題の場合、遺伝する可能性はあります。
しかし実は歯並びに遺伝が影響する割合は 3 割程度と言われています。
残りの7割は生活習慣や癖などによる後天的なものが原因です。

子供の矯正はあと戻りますか?

基本的には後戻りはしませんが、歯並びに影響してしまう「癖」があると後戻りしてしまいます。
例)舌で歯を押す、口呼吸など

 

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