歯の豆知識Tooth Knowledge
2019.12.22フッ素の働き
こんにちは!
八戸、十和田から車🚗で20分
五戸 松尾歯科です(^^)
フッ素の働きは、溶け出したカルシウムイオンやリン酸を歯に戻し「再石灰化」を促進して歯を修復し酸に強い丈夫な結晶にします。
そして虫歯の原因となる菌の活動を抑えて酸を作りにくくして脱灰を抑えます。
虫歯予防の為にはフッ素を取り入れることが効果的です。
CMなどで耳にした言葉があると思いますが、虫歯の初期で歯が白くなっているだけなら、まだ戻せるチャンスがあります。
フッ素を使う事により、自分の歯に戻せます。
歯医者さんで「Ce Co」 という虫歯の初期の段階ならば、その状態を写真に撮らせて貰い保険適応でフッ素を塗布する事ができます。
その後定期的に経過観察しながら、状態が改善するかどうかメンテナンスしていきます。
日本の虫歯予防のガイドラインでは、フッ素濃度が1500ppm以下の物でホームケアできますが、歯科医院では高濃度のフッ素を塗布し予防しています。
当院では、自費で500円で塗布しています。
自宅でもフッ素入りのハミガキ粉で予防できますが、自分では取りきれない歯の表面の汚れは、歯医者さんの専用の機械じゃないと取りきれません。歯の表面の歯垢(プラーク)を除去し、フッ素を塗る事でより効果ぎ発揮出来ます。3ヵ月に1度のフッ素塗布をお勧めします。
お子さんはもちろん、大人の方にもお勧めです!
フッ素の効果
①歯を強くする
フッ素が、酸に溶けにくい強い歯にしてくれます。(乳歯はエナメル質が弱いので、虫歯になりやすいです。)
②再石灰化を促進します
フッ素は、食事をして酸性よりの口の中を中性に戻ろうとするのを助けてくれます。
③抗菌、酵素作用があります。
虫歯が増えるのを防いだり、酸を作るのを抑えてくれます。
フッ素というと、ハミガキ剤に入っているイメージがありますが、シンガポールでは、水道水にフッ素を入れて虫歯予防に役立てています。
水道水(0.6~1ppm:1リットルに0.6g~1mgのフッ素を含む程度)を日常的に飲んだり、料理に使ったりしていると、生えている歯だけなくアゴの骨の中で作られている歯も強くするんだそうです。
日本の虫歯予防のガイドラインでは、フッ素濃度が1500ppmを上限とした歯磨剤が承認されフッ化物をハミガキ粉に配合する事が出来る様になりました。フッ化物配合の歯磨剤を使用した上で、1日最低2回以上のブラッシングをすすめています。
フッ素を活用しながら、皆んなで虫歯予防していきましょう٩(๑′∀ ‵๑)۶•*¨*•.¸¸♪