歯の豆知識Tooth Knowledge
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2020.08.26歯茎にニキビ?
こんにちは!
八戸・十和田から車で30分!
五戸松尾歯科の松尾です。
皆さんは歯茎にニキビのようなものができたことはありませんか?
歯と歯茎は痛くないのに、ニキビみたいな出来物が、つぶれてはできて、「コレって何だろう?」と思ったりしていませんか?😥
実は、このニキビみたいなでき物の多くは😈フィステルと呼ばれる膿の袋です。😳
虫歯が大きくなると、歯の中の神経まで虫歯菌が入ってきて神経が死んでしまいます。
その後さらに虫歯が進行すると、歯の根っこの先に膿が溜まって袋状になり行き場がなくなり、歯茎の表面に膿の出た状態が、歯茎のニキビみたいな物の正体「フィステル」です。😵
😈フィステルの原因は、根の先の炎症が原因です。
虫歯が進行して神経が感染を起こしたり、以前に行った根の治療が適切でなかったり、何かにぶつかって歯の神経が切れてしまった結果、フィステルができたりします。
原因として一番多いのは、かぶせものがあってなくて中が虫歯になっていて虫歯菌が入り込んだ結果、膿ができてしまうというものです。
長い時間をかけて根の中には細菌が繁殖していきます。
そして歯の根の中は植物の根と同じように先端に行くにつれ細くなりながら様々に枝分かれしていきます。
根の治療に時間がかかるのは様々に枝分かれした根の中の管をきれいにするために必要な時間だと思ってください。
以前根の治療を行なっていて、再度の根の治療が必要になった場合は倍の時間がかかり、成功率も下がります。
また、フィステルは硫黄の様な匂いがあるので🤢口臭の原因にもなります。
歯の痛みもないし潰れて歯茎がなんともないと放っておく事は、お勧めしません!
なぜなら原因である歯の根っこの炎症がひどくなってくると周囲にある顎の骨は逃げるように溶けていきます。
隣のはもダメにしてしまうこともあります。
歯の根の治療だけでは治すのが難しくなり最悪の場合、抜歯することになってしまいます。
できるだけ早めに適切な治療を受けるように歯医者に受診しましょう😊
2020.07.28ジルコニア
ジルコニア は、人工ダイヤモンドとしても大変有名ですが、強く軽く美しくそし てからだに優しい素材です。
年月が経っても変色せず、天然歯に合わせた色調の再現が可 能です。
金属のかぶせ物を使用した場合に生じていた、プラスチック下の金属が見えてし まったり、歯茎の色が変わってしまうという問題がなくなります 。
歯科治療は、 ジルコニア の登場によって大きく変わりました。
それは、金属をいっさい使わない治療です。
ジルコニアはかなり頑丈で、お口の中の様々な状況にも耐えられる硬さを持っています。
身近なところでは、台所で白い包丁 を見た事がありますか?この白いセラミック製の包丁 は、ジルコニアでできています。
その他にも、スペースシャトルの外壁に用いたり、外科では骨の代わりに用いる人工関節にもジルコニアが使われていて、生体親和性が高く丈夫で安全な素材です。
松尾歯科では、ジルコニアを作成した後、色合 わせの為の歯の写真を高精度のカメラで撮影、その写真を元に技工所さんに色合わせをしてもらい、自分の歯の色とそっくりに最終的なかぶせ物を作ってもらい、皆さんの笑顔のお手伝いをさせていただいております。
1,強くて丈夫なジルコニアでしっかり食べ物を噛める
2,金属を使う3分の1の軽さで、歯にかかる負担も少ない
3,まるで天然の歯!金属では出せない自分の歯と同じ見た目を再現できる
4,人工関節にも使われるジルコニア は、金属アレルギーもありません
5,最新の技術で精度の高いかぶせ物が入ります
6,表面がピカピカなので、細菌も付きづらく虫歯になりにくい
歯のかぶせ物が合っていなくて綺麗に治したい方ぜひお待ちしております。
松尾歯科
2020.06.28唾液検査
普段、お口の中を自分なりにケアしているのに、ポツリポツリといつの間にか虫歯が出来て悩んでいる方おられませんか?
「Σ(◦д..:)あッ・・・」
ひょっとすると、虫歯や歯周病になりやすい人なのかもしれません!
というのも、実はひとりひとり、それぞれが持つお口の中のだ液の成分、虫歯や歯周病へのリスクが違います。
そんな個人個人の虫歯になりやすいリスクがわかるのが、だ液検査です。
【だ液検査の項目】
● 歯の健康
・細菌数・酸性度・緩衝能
● 歯茎の健康
・白血球・タンパク質
● 口腔清潔度
・アンモニア
これらの事を調べる事が出来ます。
細菌😈が多いと歯🦷の表面に、歯垢(しこう)=プラークがつきやすく、虫歯や歯周病の原因菌により歯🦷の健康を損なうリスクが上がります。
皆さんは、お口の中のph(ペーハー)って聞いた事有りますか?
ph(ペーハー)は、酸性、中性、アルカリ性を表すもので、7が中性の数値です。数値が低くなるほど酸性となり5.5以下になると歯が溶け出します。
<緩衝能とは>
歯垢(しこう)=プラーク中の虫歯が作り出した「酸」を中性に戻す働きを緩衝能といいます。だ液の量や質が劣っていて緩衝能が低い人の場合、お口の中が中性に戻るのが遅く、酸性状態が長くなり、脱灰(歯の成分が溶け出す現象)が進み虫歯になってしまいます。
つまり、普段私たちは朝ご飯、昼ご飯、夜ご飯を食べる度にお口の中のphが下がっては、時間が経つと上がて、、、を繰り返しています。
なので、ダラダラお菓子を好きな時に食べて、歯🦷を磨かないでいると、酸性度の高い状態が続き、歯🦷の表面がどんどん溶かされていきます。
「決まった時間にお食事をして食後は、ハミガキ✨をして下さい」と言う理由は、お口の中の環境を整える為です。
白血球は、歯🦷と歯茎の境目(歯周ポケット)で細菌や異物が増加すると、それらと戦うために生体の防御作用により、だ液中の白血球が増加します。
つまり、白血球の多い方は、歯茎に今炎症が起きているという事を指し示します。
タンパク質は、お口の中の細菌や歯と歯茎の間にある歯垢(しこう)=プラークの影響により、だ液中のタンパク質が多くなる事が知られており、口臭などの原因になると言われています。
アンモニアは、お口の中の細菌が多いとだ液中のアンモニアが多くなります。口臭の原因と言われているため、お口の匂いの気になる方はぜひ、一度検査して見てください。
これらの項目から、お口の中のリスクを知る事で、口臭の気になる方、虫歯になるリスクが気になる方、自分のお口の中のケア方法で何に気をつけたら良いか、知る事が出来ると思います。
今現在の歯を保つ為にも是非だ液検査をやってみる事をお勧めします。(*˘︶˘*).。.:*♡